【太陽】こめかみを刺激して眼精疲労・頭痛を改善する経穴(ツボ)の紹介

太陽ツボ 361+α

今回は、【太陽(たいよう)】というツボについて、場所や、刺激することで期待できる効果などをまとめていきます。

頭が重い時や痛い時、目の疲れを感じる時、ふとこめかみに手をやることがありませんか?

その手が伸びたこめかみに、太陽というツボはあります。太陽は所属する経絡を持たず、眼精疲労や頭痛に対する特効穴です。デスクワークなどで疲れを感じた時に、優しく太陽を刺激してリフレッシュしてみてください。

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太陽(たいよう)の位置と所属経絡

太陽というツボの位置や、所属する経絡について確認していきます。

太陽の位置

顔面部、眉毛の外端と外眼角との中央から後方1寸の陥凹部にとる。

新版経絡経穴概論

太陽は左右のこめかみにあるツボです。「眉毛の外端の延長線と、目尻の延長線のぶつかるところ」と言われることもあります。どちらも、こめかみの凹みを指します。

太陽の所属経絡と特徴

太陽は所属する経絡を持たない「奇穴(きけつ)」です。

太陽のように所属する経絡がなく、それでも固有の疾病を治療することができるツボを「奇穴(きけつ)」と言います。

正経:肝・心・脾・肺・腎・心包、胆・小腸・胃・大腸・膀胱・任脈・督脈の14経絡。

正経に属するツボは、治療をする際に下記のような流れが一般的です。

  1. 正経のツボ刺激
  2. ツボが所属する臓腑が反応
  3. 治癒反応

一方、太陽のような奇穴においては、臓腑に働きかけるものもありますが、より直接的に治癒反応を起こすイメージがあります。

  1. 奇穴のツボ刺激
  2. 治癒反応

まさに、「症状を治すためのツボ」だと言えます。

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太陽の治療効果

太陽はこめかみにあるので、温灸は難しいですよね。蒸しタオルなどで温めるだけで目元がスッキリします。そんな準備をする時間がない場合は、揉み込むように押圧してみてください。

眼精疲労に

太陽は眼精疲労の特効穴です。パソコンやスマートフォンの見過ぎによる目の疲れ、乾燥(ドライアイ)などを改善します。

太陽のツボから目尻にかけて、優しく揉み込みましょう。集中して何かを見続けている時、気づかずに目元や顔全体や筋肉に力が入って緊張してしまいます。そうした目の周りの緊張によって、眼精疲労を強く感じたり、目の奥に痛みが起こったりします。

当たり前ですが、まずは少しモニターや近くの物から目を離し、太陽への刺激と共に目を休めてあげましょう。

頭痛・頭重感に

頭痛、特に側頭部(こめかみ)に起こる頭痛には、太陽が効果的です。

太陽のツボの奥には、側頭部から顎の骨につながる側頭筋があります。側頭筋は収縮することで、顎をあげる、つまり物を噛んだり口を閉じたりする筋肉です。

そのため、特に噛み合わせの悪さや、噛みしめ・食いしばりがあると、側頭筋はかたく緊張してしまいます。そんな緊張からくる側頭部の頭痛を、太陽の刺激で改善することができます。

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太陽とあわせて刺激したいツボ

太陽とあわせて刺激をすることで、より治療効果を高めることができるツボをご紹介します。

太衝(たいしょう)

足背、第1・第2中足骨間、中足骨底接合部遠位の陥凹部、足背動脈拍動部。

新版経絡経穴概論

太衝は足の甲にあるツボです。足の親指と示指の間をなぞっていき、指が止まるところにあります。軽く触れると拍動(足背動脈)が感じられます。

  • 肝は目に開き、血に栄養される

太衝の所属する五臓の肝は、目との関係が深い臓器です。

「肝は目に開竅(かいきょう)する」と言い、肝の状態が目に現れます。

東洋医学では、目(眼球)は血によって栄養されます。そのため、目の酷使は血を消耗し、目の乾きは血の不足を意味しています。

肝の働きの1つに、「蔵血(ぞうけつ)」があります。これは、血をたくわえておく働きで、肝の働きが乱れると、血をためておくことができなくなります。また、肝にためこまれた血は、肝のコントロールのもと各部位に送り届けられます。

肝の働きが低下すると、全身の血が不足し、必要なところに送り届けることができなくなります。眼精疲労や目のしょぼつきは、単純な目だけの疲労や乾燥だけでなく、五臓の肝も疲労しているサインです。

太衝を刺激することで、肝や血の状態を改善し、眼精疲労を解消しましょう。

おわりに

今回は、眼精疲労や頭痛に対して直接的に効果を発揮する、太陽というツボについてまとめてみました。目の疲れや頭痛が辛い時に、ふとこめかみを触りたくなりますよね。そこには確かに太陽というツボがあります。

デスクワークやスマートフォンなど、現代において目の疲れは避けられませんよね。太陽を優しく揉み込んで、リフレッシュしてください。

 

鍼灸指圧治療院あたしんち

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