手の太陽小腸経に所属する経穴(ツボ)と場所のまとめ

小腸経トップ 経穴(ツボ)

「経絡」と言われるものの一つである、【手の太陽小腸経(たいようしょうちょうけい)】についてまとめます。

スポンサーリンク

手の太陽小腸経の特徴

流注概要

手の太陽小腸経は、手の少陰心経の脈気を受けて小指内側端に起こり、手の内側、前腕後内側、尺骨神経溝[小海]、上腕後内側を上り、肩関節に出て、肩甲骨をめぐり、肩上から、大鎖骨上窩に入り、下って心を絡う。咽喉をめぐり、横隔膜を貫いて胃に至り、小腸に属する。
大鎖骨上窩で分かれた支脈は頚をめぐり、頬に上り、外眼角に至り、耳の中に入る。頬から分かれた支脈は、鼻を通って内眼角に至り、足の太陽膀胱経につながる。

手の太陽小腸経は手の小指の端から始まり、肩甲骨をめぐって耳の横に終わる経絡です。

小腸経は正経十二経脈に属します。経脈は中焦(ちゅうしょう)という体の中心から起こり、五(六)臓六腑の正経十二経脈が体を循環するように連絡し合い、最後は再び中焦に戻ります。

経穴数

19穴。

英名

“Small Intestine Meridian”。

少沢をSI1とし、聴宮(SI19)まであります。

スポンサーリンク

手の太陽小腸経に所属する経穴(ツボ)一覧

小腸経に所属する経穴(ツボ)と、その使用感(私個人の)についてまとめます。

小腸経のツボ手

少沢(しょうたく)

小指、末節骨尺側、爪甲角の近位内方1分、爪甲尺側縁の垂線と爪甲基底部の水平線との交点。

少沢は母乳の出が悪い時に刺激すると良いと言われるツボです。

前谷(ぜんこく)

小指、第5中手指節関節尺側の遠位陥凹部、赤白肉際。

後渓(こうけい)

手背、第5中手指節関節尺側の近位陥凹部、赤白肉際。

腕骨(わんこつ)

手関節後内側、第5中手骨底部と三角骨の間の陥凹部、赤白肉際。

陽谷(ようこく)

手関節後内側、三角骨と尺骨茎状突起の間の陥凹部。

養老(ようろう)

前腕後内側、尺骨頭橈側の陥凹部、手関節背側横紋の上方1寸。

支正(しせい)

前腕後内側、尺骨内縁と尺側手根屈筋の間、手関節背側横紋の上方5寸。

小海(しょうかい)

肘後内側、肘頭と上腕骨内側上顆の間の陥凹部。

小海はゴルフ肘などの肘の不調に用いることの多いツボです。

小腸経のツボ肩

肩貞(けんてい)

肩周囲部、肩関節の後下方、腋窩横紋後端の上方1寸。

臑兪(じゅゆ)

肩周囲部、腋窩横紋後端の上方、肩甲棘の下方陥凹部。

天宗(てんそう)

肩甲部、肩甲棘の中点と肩甲骨下角を結んだ線上、肩甲棘から3分の1にある陥凹部。

秉風(へいふう)

肩甲部、棘上窩、肩甲棘中点の上方。

曲垣(きょくえん)

肩甲部、肩甲棘の内側上方にある陥凹部。

肩外兪(けんがいゆ)

上背部、第1胸椎棘突起下縁と同じ高さ、後正中線の外方3寸。

肩外兪は肩こりの治療に用いることの多いツボです。

肩中兪(けんちゅうゆ)

上背部、第7頸椎棘突起下縁と同じ高さ、後正中線の外方2寸。

小腸経のツボ顔

天窓(てんそう)

前頸部、胸鎖乳突筋の後縁、甲状軟骨上縁と同じ高さ。

天容(てんよう)

前頸部、下顎角の後方、胸鎖乳突筋の前方陥凹部。

顴髎(けんりょう)

顔面部、外眼角の直下、頬骨下方の陥凹部。

聴宮(ちょうきゅう)

顔面部、耳珠中央の前縁と下顎骨関節突起の間の陥凹部。

聴宮は耳の近くにあり、難聴や耳鳴りなど、聴覚の異常に用いることの多いツボです。

 

参考:新版経絡経穴概論

鍼灸指圧治療院あたしんち

コメント