【攅竹】眼精疲労から来る頭痛を改善する経穴(ツボ)の紹介

攅竹ツボ 経穴(ツボ)

今回は、【攅竹(さんちく)】というツボについて、場所や、刺激することで期待できる効果などをまとめていきます。

攅竹は眼精疲労や、目の疲れからくる頭痛に重宝するツボです。疲れた時に目頭を揉み混みたくなる、そんな時に攅竹のツボも一緒に刺激されています。

目元、顔から全身の緊張を緩めることができるツボなので、リラックスを促進したり、不眠症を改善したりする効果も期待できます。「疲れているけど休めない」時には、攅竹のツボを刺激して、体をリラックスモードにもっていきましょう。

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攅竹(さんちく)の位置と所属経絡

攅竹というツボの位置や、所属する経絡について確認していきます。

攅竹の位置

頭部、眉毛内端の陥凹部。

新版経絡経穴概論

攅竹は両眉毛の内端にあるツボです。骨の構造では、頭蓋骨の「眼窩上切痕(孔)」にあたるので、少し凹みを感じられます。

攅竹の所属経絡と特徴

攅竹は足の太陽膀胱経に所属するツボです。膀胱経は顔面部の目の内側から始まり、頭を巡って背中から下半身の後面を通って足の小指に伸びる、とても長い経絡です。

  • 膀胱経の緊張を解く

攅竹への刺激は膀胱経の経絡を通して、頭・首・背中や下肢など広範囲の緊張を解く働きがあります。

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攅竹の治療効果

攅竹を刺激することで、期待できる効果についてご紹介します。攅竹は顔の、目の近くにあるツボなので、火を使う温灸を自分でやるのは怖いですよね。火を使わずに温めるアイテムがあれば良いですが、ない場合は指で軽く押圧するだけでも十分効果があります。

眼精疲労に

攅竹は特に局所的な効果として、眼精疲労を改善する働きがあります。目が疲れたり、重たくなった時に、目頭を押さえたくなることがありますよね。それも、こうした攅竹のツボへの刺激だと考えることができます。

頭痛(特におでこ)に

攅竹のツボへの刺激は、頭痛も改善してくれます。特に、膀胱経の流れなどからも、前頭部(おでこ)や後頭部の頭痛に効果があります。

デスクワークが長時間続き、目の疲れを感じると目の奥の方から頭が痛くなる人がいます。そうした人に、攅竹のツボを刺激することをオススメします。

過緊張を解く

何かに集中している時、眉間にシワが寄っていませんか?

これは「印堂(いんどう)」というツボをまとめた記事でも触れましたが、集中の持続やストレスによって、交感神経が優位になってしまいます。何かに集中している時はそれでも良いのでしょうが、ふと息をつく時にその緊張が抜けないと、様々な不調につながります。

頭痛や目の疲れ、不眠など、交感神経の興奮によって引き起こされる不調には、「印堂」や攅竹のツボが効果的です。

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攅竹とあわせて刺激したいツボ

攅竹とあわせて刺激をすることで、より治療効果を高めることができるツボをご紹介します。

天柱(てんちゅう)

後頭部、第2頸椎棘突起上縁と同じ高さ、僧帽筋外縁の陥凹部。

新版経絡経穴概論

天柱は風池よりも内側にあります。「天」は頭を指し、それを支える柱のような部位にあるため、「天柱」と名付けられました。

  • 攅竹と同じ膀胱経のツボ

天柱も攅竹と同様、膀胱経に所属するツボです。特に後頭部の筋肉の緊張を緩めることで、頭痛や目の疲れを改善する働きがあります。

筋肉の構造でみても、頭の前側に伸びる「前頭筋(ぜんとうきん)」と後ろ側に伸びる「後頭筋(こうとうきん)」は、頭頂部で「帽状腱膜(ぼうじょうけんまく)」という組織で連結しています。前後どちらか一方の筋肉の弛緩・緊張は、帽状腱膜を通じてもう一方の弛緩・緊張につながります。

先述した「印堂」や攅竹のツボは、直接前頭筋には関わりませんが前頭筋との連結がある筋肉にあります。天柱への刺激は後頭筋を緩め、帽状腱膜を通じて前頭筋も緩めてくれます。結果的に、頭全体から顔面部の緊張を緩めてくれる効果があります。

▶︎天柱のツボのまとめへ

 

おわりに

今回は攅竹というツボについてまとめてみました。

攅竹は眉毛の内端にあり、刺激がしやすい割に効果は絶大なツボです。眼精疲労や、目の疲れからくる頭痛を軽減してくれます。また、過度な緊張や交感神経優位を緩め、体をリラックスする方向に導いてくれるツボです。

デスクワークが働き方の大半を占めるようになり、様々な不調が現れるようになりました。眼精疲労や慢性的な頭痛などの「現代の職業病」の改善に、攅竹のツボ刺激を取り入れてみてください。

 

大丈夫、大丈夫。

鍼灸指圧治療院あたしんち

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