お粥は脾胃に優しいのに満腹感のある万能食。お粥の魅力まとめ

お粥イメージ 予防・未病治

お粥(かゆ)というと、離乳食や病人食のようなイメージ持つかもしれません。しかし、「最近疲れている」、「胃腸の調子が優れない」、「朝ごはんを食べない」、そんな人には、ぜひお粥を試してみて欲しいと思います。

  • 温かく、胃腸に優しい。
  • ボリュームがあって満足感も高い。
  • 回復食にぴったり。

そう、お粥は優秀な食事なんです。

まとめて作って冷凍、あとはレンジでチン!(子どもの離乳食を見て知りました)。毎回作るのが面倒であれば、そんなこともできるので、とにかくおすすめです。

別の記事では、【お味噌汁】の魅力もまとめています。この記事と合わせてご覧ください。

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お粥の魅力との出会い

息子の離乳食が思いのほか美味しかった

息子の離乳食が始まる頃、私の奥さんは土鍋でお粥を作っていました。一度にたくさん作って冷凍しておくため、余ったお粥をもらって食べた時に、お粥の美味しさに気づきました。

温かく、ほんのり甘く、しっかりと満腹感があり、食後に食べようと思っていた甘いお菓子も必要なかったのを覚えています。

漢方医さんも推奨するお粥の魅力

「お粥が体に良い」と知るきっかけになったのは、とある漢方医さんのTwitterでした。

食事の注意点や食養生の勉強に、漢方医さんのTwitterをみることが多くなり、このツイートに出会いました。

皆さん、「ご飯食べるのめんどくさいな〜」と言ってチョコを一粒、なんてしてませんか?

僕はよくやります(笑)

「カロリーをとれば同じこと」と、何の知識かわからない考えで、甘いものや菓子パンを食べてしまいます。でも、僕らはカロリーで動いているわけではありません。

漢方医さんのtweetを見てから、胃腸の悩みや疲れなどを抱える患者さんにお粥を勧めるようになりました。

病院食もお粥ですよね

入院した経験がある人は、病院食を思い出してください。特に消化器系の疾患で出て来るのは、お粥です。さらに症状が深刻な人は重湯を食べていたりしますよね。

胃腸に優しく、ちゃんとエネルギーにお粥の力は、病院も認めるものです。

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お粥を試して欲しい人

  • 食欲の異常(過食・食欲不振)
  • 便秘や下痢など便通が良くない
  • 無性に甘いものが食べたい
  • 元気がない

食べ過ぎや、無性に甘いものが食べたくなる人に、特にお粥はオススメです。

消化不良、食べたくない時の体の状態

食欲や便通の問題など、消化器の症状がある場合、東洋医学では脾胃の働きを治療します。脾は消化・吸収をつかさどる五臓の一つです。

また、反対に食欲が異常に旺盛な場合、胃の働きの更新である胃熱を疑います。

食欲不振や消化不良、過度な食欲のどちらの場合も、体が正常だとは言えません。

お粥で脾の働きの回復を目指す

消化器を取りまとめる脾の働きが低下する要因として、下記の食習慣があります。

  • 暴飲暴食する。
  • 偏食。
  • 冷たいものが好き。
  • 甘いものが好き。
  • 味の濃いものが好き。
  • 脂っこいものが好き。

脾はこうした食生活で疲弊し、消化・吸収の働きが低下してしまいます。

お粥は消化・吸収に優しく、体も温まります。脾の回復にはもってこいの食事です。

お粥の甘味は五臓の脾を養う

東洋医学では、五臓を栄養する五味という考えがあります。脾を栄養するのは、甘味です。

▶︎食材の持つ特性についてまとめた記事はこちらへ

甘味というと、砂糖や人工甘味料の甘みを想像する人が多いと思います。しかし、そうした甘味は、脾を栄養するどころか、かえって消耗させて働きを乱してしまいます。

本来の甘味というのは、お粥を食べた時に感じる甘さや、お芋の甘さなど自然なものを指します。こうした甘味を適度に摂ることで、砂糖やお菓子などの甘味を欲しくならない体になっていきます。

お粥で胃熱を改善する

過剰な食欲にも、お粥がおすすめです。食欲が亢進してしまう胃熱は、下記のように進行します。

  1. 味の濃いものを食べる・暴飲暴食が続く。
  2. 脾と胃が消化を頑張る。
  3. 1と2を繰り返す。
  4. 胃は常に消化活動をするようになる。
  5. 常にお腹が空くようになる。

お粥は消化にも優しく、何より満足感の高い食事です。つまり、満腹感がありつつも、胃に優しい理想の食事ということです。

気虚による消化不良にも

消化や吸収を行うのにも、気の働きが必要です。そのため、気が不足している「気虚(ききょ)」の状態でも、うまく消化をすることができません。しかし、気を補うためにはご飯を食べなければいけません。

こうして、

  • 食べられない、うまく消化吸収ができない。
  • 栄養が不足して気を補えない。結果、消化吸収の力も弱まっていく。

悪循環に陥り、気虚が進行してしまいます。

その点、お粥であれば脾胃への負担は少なく、食事をとることができます。もちろん、適量を、が大前提になります。

▶︎「気虚」の症状や対策について詳しくまとめたページへ

お粥の作り方と「おじや」との違いなど

基本的な作り方

お粥の作り方は、調べるとたくさん出てきますよ。ここでは、基本的な作り方を紹介しますので、好みなどで色々と試してみてください。

  1. お米を洗い、水気を切る
  2. お米を30分〜1時間くらい水に浸けておく
  3. 鍋に入れ、沸騰させる
  4. 沸騰したら一度かき混ぜる
  5. 弱火にして待つ
  6. ちょうど良さそうなところで火を止め、蒸らす
  7. 完成

入れるお水の量は、お粥の固さによって変わります。お粥の固さと水の量については後述してありますので、ご参照ください。

水につけておく時間や、鍋を確認する時間などがあるため、手間がかかる印象です。しかし、朝起きて水につけ、顔を洗ったり歯を磨いたりしている間につけておくくらいでも大丈夫です。

超簡単スープジャーを使ったお粥の作り方


こちらも同じ漢方医さんのtweetからです。これなら、放置するだけで簡単にお粥ができるので、お手軽です。

お粥とおじやの違い

  • お粥:生のお米を水につけて、鍋で加熱して作る。
  • おじや、雑炊:炊いたお米を鍋で煮る。

似た2つですが、こんな違いがあったんですね。おじやは卵を入れたものだと思っていました。

お米の固さ(◯倍粥、◯分粥)

離乳食では、お粥を「◯倍粥」と表記することが多いようなので、まずはこちらから紹介します。

  • 3倍粥    米1:水3
  • 5倍粥    米1:水5
  • 7倍粥    米1:水7
  • 10倍粥  米1:水10

「◯倍粥」なら、生米の◯倍だけお水を入れて調理すれば良いのでわかりやすいですね。一方、「◯分粥」は比べると少し難しいですが、下記のようになります。

  • 3分粥  米1:水20
  • 5分粥  米1:水10
  • 7分粥  米1:水7
  • 全粥    米1:水5

こちらは、重湯とお粥の割合で名前が決まるため、

3分粥は、3割お米(お粥)で7割重湯。5分粥は、半分お米(お粥)で半分重湯です。重湯は、こうした上澄みなんですね。

名前の違いはさておき、消化器の状態に合わせてお米と水の量を調整し、お粥の固さを決めます。

 

おわりに

食養生への一助として、お粥を紹介してみました。体調が悪い時や、入院した時にお粥を食べるのには、やっぱり意味があるんですね。

体に優しく、元気になれる食事。皆さんも試してみてください。

参考

有限会社みどり薬品 漢方堂

店長の櫻井先生のTwitter

 

鍼灸指圧治療院あたしんち

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