足の浮腫(むくみ)に効果的な経穴(ツボ)のまとめ

足のむくみ 予防・未病治

足の浮腫(むくみ)に効果的なツボをご紹介します。ここでは特に病気などがなく、体質的にむくみやすい場合や、立ち仕事の後のむくみなどを対象としたツボとなります。

リンパ郭清や心疾患などによる浮腫(むくみ)に関しては、違ったツボや治療を行います。

ツボへの刺激は、指やマッサージ器具を用いた押圧も効果的です。時間・空間的に余裕がある人は、温灸などを用いてツボに刺激を加えましょう。

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浮腫(むくみ)が起こりやすい体質から改善する

東洋医学の考えをベースに、五臓六腑に働きかけることで浮腫(むくみ)を改善するツボを紹介していきます。

陰陵泉(いんりょうせん)

陰陵泉イメージ

陰陵泉は五臓の脾に属するツボです。五臓の脾は余分な水を嫌い、そうした水を「湿・痰(しつ・たん)」として溜め込む性質があります。溜め込んだ湿・痰が下腿に蓄積した状態が、浮腫(むくみ)です。

陰陵泉を刺激することで、脾の経絡を通し臓器の働きを整えることができます。余分な湿や痰をためこまず、上手に排出できる体にしましょう。

豊隆(ほうりゅう)

豊隆イメージ

豊隆は六腑の胃に属するツボです。豊隆は「去痰の特効穴」として重宝するツボです。浮腫(むくみ)の他にも、喉に絡むような「痰」など、全身の余分な水分を調整する働きがあります。

また、豊隆が属する六腑の胃は、五臓の脾と表裏関係にあります。脾・胃の臓腑は協調して飲食物の消化・吸収を行います。豊隆のツボを刺激して胃の働きを整えることは、五臓の脾の働きを整えることにもつながります。

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リンパの構造から浮腫(むくみ)を改善する

足部・下腿(ふくらはぎなど)のリンパ節の構造を踏まえ、オススメのツボを紹介します。

委中(いちゅう)

委中ツボ

委中のツボは、大腿部(ふともも)から下腿部(ふくらはぎ)に伸びる動脈・静脈が通る位置にあります。座っている時間が長くなると、膝裏の部分は常に曲がった状態で圧迫され、循環が悪化してしまいます。結果、浮腫(むくみ)につながります。

デスクワークであっても、途中で立ち上がって膝の裏を伸ばすようにストレッチをすると、浮腫(むくみ)の予防に効果的です。加えて、膝裏の委中のツボを刺激してみてください。

委中は六腑の膀胱に属するツボです。委中を刺激し、膀胱の働きを整えることで、水分代謝という観点からも浮腫(むくみ)の軽減に効果的なツボです。

太渓(たいけい)

太渓

足首が太くむくむタイプの人には、太渓がオススメです。太渓は内くるぶしとアキレス腱の間にあるツボです。

特に女性に多く、「アキレス腱が見えなくなるほどむくむ」という人がいます。そうした場合、太渓のツボを上(ふくらはぎ)に向かってなぞるように刺激しましょう。

太渓は五臓の腎に属するツボです。先述した局所的な効果だけでなく、腎は膀胱とともに泌尿器として水分代謝に関わります。太渓は腎の重要なツボなので、腎の働きを整える効果も高いです。

おわりに

今回は足の浮腫(むくみ)の改善に効果的なツボをまとめました。こうしてみると、浮腫(むくみ)に効果的なツボは、その位置からみても、所属する経絡(臓腑)からみても、納得いくものが多くあります。デスクワークや立ち仕事など、少しの合間をみつけて刺激してみてください。

 

鍼灸指圧治療院あたしんち

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