気の停滞である「気滞」を改善するツボ

気滞のツボ一覧 気血水精

この記事では、気の停滞である「気滞(きたい)」を改善する経穴(ツボ)を紹介します。

◆気滞のおさらい◆
気滞の特徴的な症状
:胸や脇が張る、膨満感、情緒が不安定。
気滞の原因:気の巡りの悪化。
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気滞は気の巡りの悪化、気が停滞している状態を表します。気の巡りが悪化すると、血(けつ)の巡りも悪化し、様々な病気の原因につながります。気滞は特にストレスによって起こるため、現代を生き抜くために、気滞を改善するツボは不可欠だと言えます。

イライラ、モヤモヤを感じたら、これから紹介するツボを刺激し、気の巡りを改善していきましょう。気の巡りが改善されると、ストレスに強い心と体になっていきます。

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気滞を改善する経穴(ツボ)

気滞を改善するツボとして、代表的なものを紹介します。

太衝(たいしょう)

太衝は五臓の肝に所属し、気や血の巡りを改善するツボです。五臓の肝には、「疏泄(そせつ)」という働きがあります。気の巡り、血の巡りは肝の疏泄の働きによって成り立ちます。

五臓の肝の働きが低下していると、疏泄の働きもうまくいかず、気が滞りやすくなり、気滞に陥ります。ストレスを感じたり、モヤモヤした気持ちを持ったら太衝を刺激し、肝の働きを取り戻すことで気滞を改善しましょう。

内関(ないかん)

内関は精神安定、自律神経の働きを整える効果の高いツボです。気候の変化によって体調が悪化する人や情緒が不安定になる人は、内関のツボがオススメです。

内関は「心包(しんぽう)」という五臓の心を支える役割のある腑に属するツボです。内関を刺激することで、循環器の働きも整えることができます。気の滞りである気滞は、血の滞りである「血瘀(けつお)」を伴うことが多くあります。こうして気血が滞ると、様々な不調の原因になってしまいます。

合谷(ごうこく)

合谷は万能なツボの一つです。大腸に属するツボなので、特に腸内環境を整えることで全身に作用します。最近では、腸内環境が体だけでなく、心の状態にも影響することがわかってきました。

気滞はガスを伴うことがあり、げっぷやおならが出るとすっきりとする特徴があります。また、気滞によって便秘が起こることもあり、残便感などがある場合は気滞を改善することで便通も改善します。腸内環境を整え、腸の風通しをよくするのに、合谷のツボは効果的です。

足三里(あしさんり)

足三里も万能なツボの一つです。胃に属するツボで、消化器全般の調子を整える効果が高いので、お腹の張りやげっぷが出ずに苦しい人、消化がうまくいかずつまっているように感じる人にはオススメのツボです。

気滞に陥ると、気の巡りが悪いため、食べ物の消化がうまくいかなくなることがあります。また、気滞によって食欲が低下することもあります。何となく気分が塞ぎ、食欲がない場合などは、気滞が原因かもしれません。足三里のツボを刺激し、胃腸の働きを取り戻しましょう。

三陰交(さんいんこう)

三陰交は婦人科疾患の特効穴として有名なツボです。五臓の脾に属し、全身の血(けつ)に関わる不調や、食べ物の消化の問題、むくみなどに効果的です。

女性特有の月経に付随する痛み、出血量の問題やPMS(月経前症候群)の根底に、気の滞りである気滞が関与していることがあります。月経の前後に情緒が乱れる、胸や腹部に張りが強く出る、月経の痛みが強い場合などは、三陰交を刺激することで気血の巡りを良くすることで症状が改善します。

帯脈(たいみゃく)

帯脈はお腹の両脇にあるツボで、お腹の張りが強い時に効果的なツボです。帯脈は肝と表裏関係にある「胆(たん)」の腑に属するツボです。帯脈への刺激は表裏関係にある肝にも届くほか、胆の経絡は体の側面に伸びているため、脇腹や胸部の張りを緩めるのに効果的です。

帯脈は腹部をめぐるように伸びる「帯脈」という経絡に属するツボの一つでもあります。腹部の張りが強い場合は、帯脈を刺激することで張りを改善することができます。

おわりに

気の停滞である気滞の場合に効果的な、気の巡りを改善する働きのあるツボを紹介しました。気滞の改善には、五臓の肝の疏泄の働きを取り戻し、気の流れを改善することが一番重要です。また、気滞によって起こる、胸部や腹部の張りには、それに合わせた合谷や足三里などのツボをあわせて刺激をすることで、症状の緩和が気滞できます。

何より気滞は精神的なストレスが原因で悪化していきます。ストレスをうまく受け流す体を作るためにも、気滞を改善するツボを覚えておきましょう。

 

鍼灸指圧治療院あたしんち

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