【気滞】体質の場合に注意すべき生活習慣や対策

気滞の場合の生活習慣 予防・未病治

今回は、【気滞】体質の人が注意するべき生活習慣についてまとめます。

東洋医学において、体の気の巡りが悪く、気が停滞している状態を「気滞(きたい)」と言います。気の巡りが悪くなると、体の中が鬱々と感じたり、気分がふさぎ込んだり、ともすれば爆発するように怒ってしまったりします。そうした情緒面の変化や、閉塞感、膨満感など胸やお腹の「つかえ」があるような症状もあります。また、気の巡りの悪化は同時に血の巡りも悪化させることがあり、症状は広く、全身に渡るものになります。

気滞体質・気滞の状態では、生活習慣の改善が不可欠です。気の巡りをサポートするような生活習慣を心がけ、「風通しの良い」体を目指しましょう。

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気滞体質のチェックリスト

気滞のチェックリストは下記の通りです。

  • お腹や胸が張る
  • げっぷやおならが多い体質
  • 情緒の起伏が激しい
  • イライラしやすい、怒りっぽい
  • 鬱々して落ち込むことが多い
  • 体がかたい(こりやすい)

これらは気滞の症状の中でも基本的なものです。こうした症状をベースに、気の停滞である気滞では様々な症状につながることがあります。

  • 便秘
  • のどのつかえ、異物感(梅核気)
  • 女性の生理前後の不調

気の巡りには、五臓の肝の働きが重要です。肝の働きが低下すると、「疏泄(そせつ)」という働きが低下してしまいます。疏泄の働きは気血の巡りに関わる重要な働きです。

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気滞体質の場合に注意すべき生活習慣

気滞体質では、気の巡りが悪くなるようなことを避け、鬱滞した気を発散するような生活習慣を身につけることが大切です。簡潔にまとめると、下記の数点があります。

  • ストレス対策
  • やけ食いは要注意
  • 声を出して発散
  • 有酸素運動

それぞれ細かく見ていきましょう。

ストレスを回避する、解消する

気滞に陥る一番の原因は、イライラすること、ムカムカすることなどのストレスです。こうしたストレスは五臓の肝を消耗してしまい、気を巡らせる「疏泄(そせつ)」という働きが低下してしまいます。結果、気滞になってしまいます。

気滞を改善するためには、こうした精神的なストレスから回避することが重要です。また、ストレスを感じたら、しっかりと発散をすることが大切です。「言いたいことがあるけど言えない」のような、ストレスを自分の中に溜め込んでしまう性格の人は特に要注意です。

こうしたストレスが内側に溜め込まれ、ある時爆発するように憤怒してしまうのも気滞の症状の一つです。

やけ食いは避ける

イライラしたり、ムカムカしたりすると、ついやけ食いしてしまいます。その時は食べてスッキリするような感覚がありますが、かえって気滞を悪化させてしまうこともあります。

気の巡りが悪い気滞の状態では、胃腸の働きも低下していることがあります。やけ食いをして入ってきた飲食物を消化・吸収することができず、胃もたれを起こしたり、つかえているような「食滞(しょくたい)」の状態につながります。

気滞の状態では、気滞に適した食材を、少量食べるだけで改善の効果があります。やけ食いしたい気持ちを抑え、食事を調整してみてください。

げっぷやおならは我慢しない

気滞には、「げっぷやおならで緩解する」という特徴があります。

体内に滞っていたガス(空気)が動き、外に出されることで気滞がいくらか解消されます。マナー、エチケットには反しますが、問題がない場所であればげっぷもおならも我慢せず出すようにしましょう。

反対に、げっぷやおならが多い人は気滞の状態に近いと考え、気の巡りの悪化を防ぐよう注意しましょう。

声を出して発散する

「カラオケで歌ってスッキリとする」や、「大声を出してスッキリする」というのは理にかなっていて、声を出すことでストレスを発散でき、気滞を改善することができます。

気の滞っている気滞体質の場合、しゃべりだしたら止まらないタイプの人がいます。しゃべることがストレス発散にもなり、気の発散にもなるため、話を聞いてくれる相手は大切にしましょう。しかし、気滞体質では自分がしゃべりたいだけしゃべる傾向にあります。人の話を聞いていると「自分が話したいのに」と悶々とする場合は、カラオケなど別の方法で一度発散できると良いでしょう。

また、しゃべると疲れてしまうタイプの人は気滞ではなく気虚体質な場合もあります。

散歩やジョギングなど軽い有酸素運動がオススメ

気の巡りが悪化している時には、軽い散歩やジョギングといった運動がオススメです。体を動かすことで、体内の気血の巡りをサポートするとともに、汗をかくことで水や気の入れ替えも行うことができ、気滞を改善することができます。

もちろん、ウエイトトレーニングやストレッチなどの運動でも問題ありません。しかし、屋内にこもっていては気の巡りが改善しないこともあります。外の空気に触れ、少し深く呼吸をする意識を持つためにも、散歩やジョギングがオススメです。

おわりに

今回は気滞体質・気滞の状態の場合に注意したい生活習慣についてまとめました。気の巡りが悪化している状態では、鬱々と内側にくすぶるものを発散することが重要になります。また、ストレスになるようなものから回避することも重要です。

気滞は特に、原因となるストレスなどが五臓の肝を消耗してしまい、さらに気の巡りが悪化していき悪循環に陥ることがあります。日々の生活の中で気滞を改善・予防しながら生活することが大切です。

気の巡りが良い人は、その人自身も、周りの人も一緒に過ごして心地よいものです。上手に発散をして、良い気を巡らせましょう。

 

鍼灸指圧治療院あたしんち

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