気滞体質にオススメな理気の働きを持つ食材・食事

気滞を改善する理気食材 予防・未病治

今回は、東洋医学における気の停滞「気滞(きたい)」体質の人にオススメな食事・食材を紹介します。

気の停滞によって起こる気滞では、情緒の面での乱れ、気血の巡りの停滞による不調が現れ、淀んだ、鬱滞した状態に陥ります。ともすれば、何かのきっかけで爆発するように感情が溢れたりするのも気滞の特徴のひとつです。

「イライラするからドカ食い」や、「落ち込むことがあったからやけ食い」は、気持ちの面ではスッキリするかもしれませんが、それも一時的な解消法です。体にとっては、かえってそうした飲食によって負担が増してしまうこともあります。

イライラ、鬱々、なんだか気の巡りが悪い気がした時には、まずは気を通してくれる「理気(りき)」の効果を持つ食材を選びましょう。日常的に、適量を心がけてそうした食材をとることで、気滞体質の改善にもつながります。

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こんな人は気滞かも?!体質タイプ

気滞のチェックリストは下記の通りです。

  • お腹や胸が張る
  • げっぷやおならが多い体質
  • 情緒の起伏が激しい
  • イライラしやすい、怒りっぽい
  • 鬱々して落ち込むことが多い
  • 体がかたい(こりやすい)

これらは気滞の症状の中でも基本的なものです。こうした症状をベースに、気の停滞である気滞では様々な症状につながることがあります。

  • 便秘
  • のどのつかえ、異物感(梅核気)
  • 女性の生理前後の不調

気の巡りには、五臓の肝の働きが重要です。肝の働きが低下すると、「疏泄(そせつ)」という働きが低下してしまいます。疏泄の働きは気血の巡りに関わる重要な働きです。

気滞を改善する食材としては、五臓の肝を養い、働きを整えることで、気の巡りを整える「理気(りき)」の効果がある食材を選びましょう。

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気滞体質にオススメの理気の食材

気滞体質にオススメな食材をまとめていきます。特徴としては、五臓の肝に働きかけ、気の巡りを整える効果のある食材が気滞体質にはオススメです。

香草類など香りの強い食材

香草類(セロリ、みつばなど)

香りの強い食材は気滞を改善する働きがあります。

特に、しそ、セロリ、春菊、みつば、パセリなど、香草類は少量でも香りが強く、普段の食事に少し追加するだけで気滞の体質改善をすることができます。五臓の肝は五行説では春に該当する臓器です。そのため、春にとれる香草類は特に肝を養う働きが強い特徴があります。

紅茶、ハーブティーなど

また、こうした香草類だけでなく、ハーブティーなど香りの高い飲み物も気滞の改善に効果的です。気滞体質であれば、まずはハーブティー、紅茶、ジャスミンティーなど、香りを楽しむことができる飲み物を取り入れるのが手軽でオススメです。

柑橘類の酸味

柑橘類などの酸味は五臓の肝を養い、気の巡りを整え、気滞を改善する働きがあります。

グレープフルーツ、みかん、ゆず、レモンなどは、特に程よい酸味と香りが楽しめるため、気滞体質の改善にオススメです。生薬の一つにも、「陳皮(ちんぴ)」というみかんの皮を乾燥させて作るものがあります。陳皮には肩こりの解消や、消火器を整える働き、風邪や冷えの症状を抑える効果があります。

柑橘類の多くはそのまま生で食べると、体を冷やす働きがあります。食べ過ぎに注意して、体を冷やしすぎないように気をつけましょう。

梅干し

酸味の代表と言えば梅干しは欠かせません。

梅干しは酸味が強い食材ですが、体を冷やすことも、温めることもない「平性(へいせい)」の食材です。気滞体質を改善する効果があるだけでなく、梅には余分な熱を冷まし、胃腸の働きを整える効果もあります。他にも、抗菌作用、水分代謝の補助などの効果もあり、身近な食材ながら万能とも言えるポテンシャルを秘めています。

総評:気滞体質は、香りが強い食材、酸味のある食材を選ぼう

気滞体質の改善のためには、五臓の肝の働きを整え、気の巡りを整えるような食材を選びましょう。香草類は特に、普段の食事に少し追加することができ、少量でも気滞改善の効果が高い食材です。クセがあって食べる習慣がなかった人でも、最近ではパクチーなど色々な香草が身近になっているので、何種類か試してみてください。

また、柑橘類や梅干しなどの酸味も五臓の肝の働きを整える効果が気滞できます。香りが強い食材、酸味のある食材、どちらも少量ずつから初めてみて、気に入る香りや味を見つけてみてください。

「この香りをかぐとリラックスする」、「この風味を味わうとリラックスする」といった食材が見つかると、気滞体質の改善に役立ちます。

おわりに

今回は気滞体質の人にオススメする、気の滞りをなくす「理気」の働きのある食材を紹介しました。イライラしたり、ストレスがたまったりすると、ついついドカ食い、やけ食いしてしまいます。しかし、本当に気の巡りを改善するためには、好みの香りがする食材や、酸味のある食材を選ぶことが大切です。

香草類やハーブティーなど、日常的に少し追加するだけで気滞の改善が期待できます。食材はその味だけでなく、香りや舌触りなど、多くの刺激を私たちに与えてくれ、その刺激を受けて私たちの体調は変化します。香りや酸味を味わって、気の巡りを良くしていきましょう。

 

鍼灸指圧治療院あたしんち

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