【気虚】体質の場合に注意すべき生活習慣や対策

気虚体質の生活習慣 予防・未病治

今回は、【気虚】体質の人が注意するべき生活習慣についてまとめます。

東洋医学において、エネルギーや元気が不足している状態を「気虚(ききょ)」と言います。気虚の場合、疲労感や倦怠感などが症状として現れますが、そういった場合、皆さんならどうしますか?

  • とりあえずご飯を食べなきゃ始まらない! しっかり食べて元気をつける。
  • お風呂にゆっくり浸かってリフレッシュする!
  • 整体やマッサージに行って体をほぐしてもらう!

良かれと思って取り入れるこうした対策が、気虚の状態によっては逆効果な場合もあります。気虚という体の状態を把握し、体の状態にあった対策を取り入れてみてください。

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気虚体質のチェックリスト

気虚のチェックリストは下記の通りです。

  • 疲れやすい
  • 息切れしやすい
  • だるい
  • やる気が起きない
  • 疲れると体調がますます悪化する
  • 何もしなくても汗が出る
  • 寒気を感じることが多い

これらは気虚の症状の中でも基本的なものです。私たちの体・臓腑の働きは気によって成り立ちます。そのため、気の不足である気虚では、臓腑の働きも低下してしまいます。

  • 食欲の低下、消化不良など胃腸の働きの低下(脾気虚)
  • 風邪をひきやすい、呼吸が浅い(肺気虚)
  • 動悸や不整脈など、循環器の不調(心気虚)

臓腑と気虚を絡めて考えると、より具体的な症状に近づき、自分に該当するかを判断しやすくなります。

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気虚体質の場合に注意すべき生活習慣

気虚体質の場合や、疲労などで一時的な気虚に陥っている場合に、注意すべき生活習慣や避けるべき対策をまとめていきます。簡潔にまとめると、下記の数点があります。

  • 体の冷えに注意。
  • 大量の発汗を避ける。
  • 暴飲暴食しない。
  • 運動やマッサージなどが負担になることも。
  • お喋りしても疲れが増すだけのことも。

それぞれ細かく見ていきましょう。

体の冷えは気を消耗する

気の働きの一つに、「温煦(おんく)」作用というものがあります。体が冷えてしまうと、その体を温めるために気を多く消耗してしまいます。

外気温によって冷える場合も、冷たいものの飲食などで内側から冷える場合にも、気を消耗してしまうことがあります。気虚体質の場合、体を冷やさないように注意することが大切です。

大量の発汗で汗と共に気も出ていく

「疲れたからサウナでゆっくり」や、「お風呂に浸かってリフレッシュ」というのも、気虚体質の場合には要注意です。

気は汗とともに外に流れ出てしまいます。そのため、気虚の状態で大量の発汗があると、気をますます消耗してしまいます。体が疲れ切っている時には、入浴もサッと済ませるようにして、汗をかきすぎないようにしましょう。

運動、マッサージも負担になることがある

「運動をしてリフレッシュ」というのも、気虚の場合は逆効果になり、疲れすぎてしまいます。これはわかりやすいのですが、実はマッサージもかえって体の負担になってしまうことがあります。

気虚で疲れすぎている場合、体に外から刺激が入ることが負担になることもあります。マッサージのような刺激も、ある程度の体力が残っていなければ、強い刺激となってしまうことがあります。

暴飲暴食は胃腸を酷使して気を消耗する

疲れた時に、「いっぱい食べて元気を出そう」や、「今日は焼肉だ!」といったように、胃腸に負担がかかるような食べ方をするのも逆効果な場合があります。

飲食物の消化・吸収も、脾や胃といった臓腑が気を使うことで成り立ちます。そのため、胃腸の負担となるような食べ方、食べ物はかえって気を消耗してしまい、気虚を進行させてしまいます。

疲れている時には、消化に優しいものを食べて、胃腸に負担をかけずに気を補いましょう。

お喋りするのも疲れる場合がある

人と話す、お喋りするのも疲れてしまうことがあります。また、人の話を聞いていても疲れが増して、気虚が進行してしまうことがあります。

全てではありませんが、お喋りと気の状態は下記のように考えられます。

  • 気虚(気の不足):喋ると疲れてしまう。
  • 気滞(気の停滞):喋るとすっきりする。

人と会って話すとすっきりする時は、気の停滞である気滞(きたい)の状態になっています。あまりに疲れていると、人と喋るのも億劫になるものです。そういう時は気虚の状態なので、ゆっくりと過ごしましょう。

おわりに

今回は気虚体質・気虚の状態の場合に注意したい生活習慣についてまとめました。「気を使う」や、「気疲れ」といった言葉があるように、私たちは生活の中の様々な場面で「気」を消耗しています。一般的に言われている、「疲れている時の対処法」が、かえって気虚を進行させてしまい、疲れが増したり、だるさが増したりすることもあります。

気虚の場合に一番大切なのは、「休息」です。動きすぎず、飲み食いしすぎず、考えすぎず、しっかりと休むことで気虚が改善します。どうしようもなく疲れた時には、思い出してみてください。

 

鍼灸指圧治療院あたしんち

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