血瘀・瘀血体質にオススメな血の巡りを良くする食材・食事

血瘀・瘀血を改善する食材 予防・未病治

今回は、東洋医学における血の停滞である「血瘀(けつお)」・「瘀血(おけつ)」体質の人にオススメな食事・食材を紹介します。

血瘀や瘀血は東洋医学独特の考えです。イメージとしては、血の流れが悪い状態、古い血が停滞してしまっている状態です。私たちの体は新鮮な血液が流れてくることで、栄養され、潤います。しかし、血瘀や瘀血の状態では、組織の栄養が終わり古くなった血が停滞してしまい、不調につながります。

血の巡りを改善する食材をとることで、新鮮な血を送り込み、血瘀・瘀血を改善しましょう。

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こんな人は血瘀・瘀血かも?!体質タイプ

血瘀・瘀血のチェックリストは下記の通りです。

  • 刺すように痛む(刺痛)
  • 同じ部位がずっと痛む(固定痛)
  • 夜間に痛むことが多い(夜間痛)
  • 揉まれたくない(拒按)
  • 血の色が悪い(紫暗)・血塊
  • 肌の色が青紫色

これらは血瘀・瘀血の症状の中でも基本的なものです。こうした症状をベースとして、血の巡りの悪化は様々な症状につながります。

  • 生理痛
  • 頭痛
  • 顔色が悪い、唇の色が悪い
  • 手足末端の冷え

血が滞ることによって、独特の痛みが起こったり、組織の栄養不足が起こったりします。血瘀の場合、血の不足である血虚(けっきょ)を伴うこともあれば、気の不足である気虚(ききょ)を伴うこともあります。新鮮な血が不足しているために、血の巡りが悪くなることもあれば、気が不足しているために、血を循環させるエネルギーが足りないこともあるからです。

血瘀や瘀血を改善する食材は、こうした「血を押し流す」働きをサポートするものを選んでとるようにしましょう。

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血瘀・瘀血体質にオススメの補気の食材

血瘀・瘀血体質にオススメな食材を紹介していきます。血の巡りには、特に五臓の肝・心が関わります。肝が気血の巡りをコントロールし、心が実際に血を送り出すポンプの役割を担っています。そのため、血瘀や瘀血を改善するには、肝や心を養う食材がオススメです。

辛味のある食材

とうがらし

とうがらしは特に、冷えからくる血瘀や瘀血を改善する効果が高い食材です。

外気温の低下などで体が冷えると、第一に内臓の温度を保とうと体は働きます。そのため、手足の血液循環は悪くなり、血瘀や瘀血につながってしまいます。血の巡りはこうして体が冷えることで悪化することもあります。

とうがらしの辛みは体の冷えを改善し、強く温める効果があります。少量でもしっかりと効果があるので、食事のアクセントとしてもオススメです。

シナモン

シナモンも体を温め、冷えからくる血瘀・瘀血を改善する効果があります。生薬としても「桂皮(けいひ)」として、体を温める働きがあります。

お菓子やコーヒーなどにも、シナモンが使われています。血瘀や瘀血体質の場合は、そうした身近なものからシナモンを取り入れてみてください。

ウコン

「ウコンの力」でお馴染みになったウコンですが、お酒を飲む場合だけでなく、血瘀や瘀血を改善する効果もあります。ウコンは五臓の肝を養い、お酒の分解を助けるだけでなく、気血の巡りを整えてくれます。

ウコンはカレー粉に含まれているターメリックにあたる食材です。日々の養生として「ウコンの力」を毎日飲むのも違和感がありますが、食事にカレー風味を足すことはできます。カレーを食べて体が温まり元気になるのは、カレー粉に含まれるウコン(ターメリック)の作用のおかげです。

たまねぎ

血液サラサラ食材として知られるたまねぎは、血瘀や瘀血を改善してくれます。たまねぎは加熱をすると甘く、胃腸の調子を整え滋養強壮の効果があります。生で食べるとツンとした辛みがあり、この辛みが気血の巡りを改善する効果があります。

血瘀・瘀血体質の場合、サラダなどに少し生のたまねぎを加えることで、気血の巡りを整え、血瘀や瘀血を改善することができます。

にんにく

にんにくというと、滋養強壮に優れ、元気の源としても知られる食材です。気血の巡りを良くし、体を温める働きがあるため、血瘀や瘀血の改善にも効果的です。

気血の不足を解消し、巡りも改善するため、気や血の不調である気虚、血虚、気滞(きたい)、血瘀・瘀血など広く効果的な食材です。にんにくも、普段の料理に少し加えることができる使い勝手の良い食材です。

にんにくは芽にも同様の効果が期待できます。にんにくの芽、茎にんにくであれば匂いもそこまで強くなく、気血の不調を改善できるためオススメです。

総評:血瘀・瘀血は適度な辛味の力で血を押し流す

血瘀・瘀血の状態は、血を循環させる力が低下している、という捉え方もできます。そのため、香辛料や辛みのある食材をとることで、血を押し流すサポートをしてもらいます。

こうした辛みの強い食材は、体を温め、気血を一気に巡らせる効果があります。しかし、とりすぎれば消化の負担になり、体内の熱が高まってしまい、他の不調が現れます。辛みの強い食材は、あくまでアクセントと言える程度の量をとるようにして、とりすぎに注意しましょう。

おわりに

今回は血瘀・瘀血体質の人にオススメする、血の巡りを良くする働きのある食材を紹介しました。血の巡りが悪い時には、多くの場合で気の巡りも悪く、またそもそもの気血が不足していることもあります。そうした気血の不調には、辛みのある食材をとることで、気血の巡りを一気に改善すると効果的です。

辛みのある食材は、少量でも体に与える影響は大きい特徴があります。適量を心がけ、少しずつ食習慣に取り入れることで、血瘀・瘀血体質の改善に取り組みましょう。

 

鍼灸指圧治療院あたしんち

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