【血虚】体質の場合に注意すべき生活習慣や対策

血虚体質を改善する生活習慣 予防・未病治

 

今回は、【血虚】体質の人が注意するべき生活習慣についてまとめます。

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血虚体質のチェックリスト

血虚のチェックリストは下記の通りです。

  • 顔色が青白い
  • めまいや立ちくらみがある
  • 手足の冷えやしびれがある
  • よく筋肉がつる
  • 爪や髪がもろい
  • 眼精疲労、目のかすみがある

東洋医学においては、血は目や筋肉を栄養する働きがあります。それだけでなく、全身を栄養し、潤す働きもあるため、「潤いが足りない」ことによって起こる症状もみられます。

また、血は体の陰なる力を持つ液体としての特徴も持つため、血虚では陰の力の不足による症状も現れます。

  • 便秘(潤いが足りず便が出せない)
  • 肌の乾燥
  • 不眠症(陰液の不足による)

一般的に知られる貧血の症状の他に、目の不調や筋肉の不調、そして不眠症などの症状がある点が、東洋医学独特の考え方です。

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血虚体質の場合に注意すべき生活習慣

血虚体質の場合、必要以上の血の消耗を避ける必要があります。血を消耗すると聞くと、「出血しなければ消耗しない」と考えがちですが、東洋医学の考えは少し違います。実際に出血を伴わなくても、血を消耗してしまうものがあります。

  • 目の使いすぎ
  • 筋肉の使いすぎ
  • 睡眠不足

もちろん、これに加えて月経などの実際に出血を伴うものも、血虚の原因になります。血虚体質にある場合には、まずはこうした「血を消耗する習慣」を減らしていくように意識しましょう。

目の使いすぎは血を消耗する

東洋医学では、目を酷使しすぎることで血を消耗し、血虚が進行してしまうと考えます。そのため、血虚体質にある人は、まずは目をしっかりと休めることを意識しましょう。

血の貯蔵・循環に関わる五臓の肝は、目に開竅(かいきょう)しています。肝の状態は目の状態によく現れ、反対に目は肝から送られる血によって栄養されるため、目を酷使すれば肝は消耗してしまいます。

眼精疲労や目のかすみ、ドライアイなどがある場合、多くは目の使いすぎで栄養となる血が追いついていません。パソコンやスマートフォン、テレビなど、目で楽しむものが多い現代。少しそうしたものから離れて、目を休める時間を作ることで、血虚体質の改善につながります。

筋肉の疲労も血を消耗している

目と同様、肝の送り出す血によって栄養されるものに、筋肉があります。そのため、筋肉の強い疲労や損傷も、血の消耗につながり血虚体質を悪化させてしまいます。

足がつったり、しびれがあったり、筋肉がこりやすかったりする場合にも、それらの筋肉を栄養する血が足りていないことがあります。何もしていないのにつる、しびれる、こる場合、体を動かして起こる筋肉の疲労に、回復が追いついていません。まずはしっかりと体を休めることと、血を補って筋肉を栄養することが重要になります。

夜更かし、睡眠不足はもってのほか

私たちの体は、夕方から夜になると体内の陰陽のバランスが変わり、陽が弱まり陰が強まります。こうすることで、活動的な状態が鎮静化され、休息や睡眠に合う体の状態になります。

こうした体を陽の状態から陰の状態に変化させるものの一つに、血があります。血は陰液(いんえき)の一つであり、体を鎮め、休め、栄養する働きがあります。そして血も、睡眠中に肝に戻り、休むことで浄化されます。

夜更かしや睡眠不足は、こうした血の働きを無駄にしてしまい、さらに起きていることで血を消耗し続けてしまいます。血虚体質の場合、しっかりと睡眠をとって血を休めることも重要になります。

甘いものの食べ過ぎに注意

貧血や血虚体質の場合に、飲食に注意するのは言わずもがなです。しかし、例えばレバーやほうれん草のようなものを食べる、といったプラスの養生だけでなく、「食べ過ぎないもの」も考えましょう。血虚体質にある場合は、お菓子などの甘い物はなるべく控えるようにしましょう。

血と関わる臓器は、五臓の肝の他に脾があります。脾には飲食物から血を生成し、脈(血管)から血を漏らさないようにする働きがあります。そんな脾は甘味に栄養される臓器ですが、甘味をとりすぎるとかえって消耗してしまい、働きが低下してしまいます。内出血が起こりやすい、鼻血が出やすい、月経血が多いなど、体質的に血が出やすい人は、脾の働きが弱い可能性があります。

体質的に出血傾向が強くなくても、甘い物の摂りすぎは出血傾向を高め、血虚体質を悪化させることがあります。貧血や血虚の疑いがある場合には、少し甘い物を控えてみてください。

おわりに

今回は、血虚体質・血虚の状態の場合に注意したい生活習慣についてまとめました。実際に出血を伴わなくても、日常の活動の中で血を使い、消耗して生活しています。特に、目の酷使、筋肉の酷使など、五臓の肝が絡む血の消耗には注意が必要です。

パソコンやスマートフォンなど、就寝前に少し見るつもりが、長く楽しんでしまい夜更かしになりがちです。しかし、そうした習慣の積み重ねが、血虚体質を進行させてしまうこともあります。それが、睡眠の質を低下させたり、日中の生活の質を低下させ、さらに悪循環的に血虚が進行してしまいます。

まずはしっかりと目を閉じ、体を休めることが大切です。スマートフォンやパソコンから離れにくい時代だからこそ、休む時にはしっかりと休むようにしましょう。

 

鍼灸指圧治療院あたしんち

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