頑固な肩こりを解消する経穴(ツボ)を辛い部位や原因ごとにまとめる

肩こりを解消するツボまとめ 肩・上肢

今回は肩こりを解消する経穴(ツボ)について、鍼灸治療で常用するツボを紹介します。

鍼灸治療や指圧治療で肩こりを解消する場合、2つの点を重視します。

  • 肩こりを感じる部位への刺激
  • 肩こりの原因にあわせた刺激

肩こりを感じることが多い部位として、肩井と膏肓のツボを、肩こりの原因にあわせて肩髃、中府、風池、手三里というツボを紹介します。お仕事や家事の合間に、ちょこっと刺激してみてください。

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肩こりを解消するツボ

ツボによっては、自分では刺激しにくいものもあります。温灸など用いる時には、火傷などに注意して行ってください。

肩井(けんせい)

肩井のツボと体の状態

「肩がこる」と言って手が伸びる肩上部には、肩井のツボがあります。肩にずっと力が入っている人は、肩井を刺激して肩の緊張をゆるめましょう。

肩井は僧帽筋などの、首から肩(肩甲骨)にかけて付着している筋肉の上にあるツボです。手や腕を使う時や、物を持つ時、首を動かす時など、多くのシチュエーションで力が入ってしまう部位なこともあり、肩こりにつながりやすくなります。

  • 一般的な肩こり持ちの人
  • 肩こりが頭痛につながる人
  • 緊張がうまく抜けない人

膏肓(こうこう)

膏肓のツボと姿勢

「肩甲骨の間がこる」タイプの肩こりには、膏肓のツボがオススメです。普段から肩甲骨の動きが少ない場合、肩甲骨の内側の筋肉がかたくなりやすくなります。

デスクワークや家事など、体の前側で作業をする姿勢をとると、多くの場合肩甲骨も外に開いた状態になります。肩甲骨と背骨の間に伸びる筋肉は伸ばされた状態でかたまり、肩こりにつながります。膏肓のツボを刺激して、肩甲骨の内側の筋肉をゆるめましょう。

  • 肩甲骨の内側がこる人
  • 背中が丸まってきた人
  • 手が上がりにくくなってきた人

肩髃(けんぐう)

肩髃のツボと姿勢

肩こりを感じる人で、「脇を開いている」ことが多い場合は肩髃のツボもオススメです。脇を開くという動作だけみると、「そんなことしない」と思いがちですが、自然と脇が開いてしまうような動作が多くあります。

デスクの上に置いたキーボードで作業する時、キッチンの高さに合わせて包丁を持った時など、腕や手を使う多くのタイミングで脇を開くような動作をしています。こうした動作も長く続けば肩こりにつながります。

  • 脇を開く習慣がある人
  • 四十肩、五十肩などの経験がある人

中府(ちゅうふ)

中府のツボと姿勢

肩が前側に入り、姿勢が悪くなってしまった人が感じる肩こりには、中府のツボもオススメです。胸の前側の筋肉を緩めることで、姿勢を改善し、肩こりを解消します。

デスクワークや家事、お子さんの抱っこなど、手を体の前に出して力が入る状態が続くと、胸の前側の筋肉が収縮したままかたまります。すると、何もしていない時にも肩が前側に入り、いわゆる「巻き肩」の状態になってしまい、姿勢が崩れます。

姿勢の崩れは首や肩の位置関係の崩れにつながり、肩こりの原因となります。中府を刺激して、姿勢を正しましょう。

  • 巻き肩で姿勢が崩れてきた人
  • 息を深く吸い込めない人
  • 背中が丸まってきた人

風池(ふうち)

肩こりと同時に首のあたりもこる人には、風池のツボもオススメです。ストレートネックといわれ、頭が前に出がちな人は特に、首から肩の筋肉の緊張が高い状態が続いています。

風池のツボがあるあたりには、首から肩に向かう僧帽筋などの筋肉が多くあります。普段から頭の重みを支えているため、こうした筋肉は緊張しかたくなりやすい特徴があります。

風池のツボを刺激して、肩こりを首の方から解消しましょう。

  • ストレートネックな人
  • 首のこりも感じる人

手三里(てさんり)

筋肉や筋膜(筋肉を包む膜)は、一つ一つつながりを持って色々な働きをしています。手の使いすぎなどから起こる肩こりを解消するためには、手三里のツボが有効です。

手三里は特に、パソコンのキーボード入力などで手を酷使している人にオススメです。肩のあたりだけをマッサージしても、すぐにまたかたくなってしまうという人は、一度こうした手三里などのツボを刺激して、腕や手の緊張をゆるめてみましょう。

  • キーボード入力が多い人
  • 細かな手作業が多い人

おわりに

今回は肩こりを解消するツボをまとめました。肩がこっている時、こりを強く感じる部位だけでなく、周囲の筋肉も刺激するとより効果的です。動きの中でつながりのある腕や手の筋肉、首の筋肉にあるツボとして、手三里や風池のツボを紹介しました。また、姿勢が崩れることによって肩こりは悪化してしまいます。体に染み付いた動きが原因となって起こる肩こりには、中府や肩髃のようなツボが効果的でしょう。

お仕事や家事の合間、ふとした時にツボ刺激やストレッチをして、肩こりを解消していきましょう。

 

鍼灸指圧治療院あたしんち

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