自律神経の調整に用いる経穴(ツボ)一覧

自律神経を整えるツボ 予防・未病治

自律神経を整える働きを持つ経穴(ツボ)をご紹介します。特に私が治療で意識して用いるツボなので、自分では刺激しにくいものもあります。

セルフケアなどに用いることができそうなツボは、日頃の養生だけでなく、いざ不調が現れた時にも効果が期待できます。指で軽くおしてみたり、温灸などを用いて刺激してみてください。

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気血の巡りを整え、自律神経を整えるツボ

まずは、五臓の肝の「疏泄(そせつ)」の働きを整える「太衝(たいしょう)」のツボです。また、「内関(ないかん)」のツボにも自律神経を整える働きがあり、気圧の変化などで体調を崩す人にはオススメのツボです。

肝の働き・気の巡りに関わる【太衝(たいしょう)】

五臓の肝には、疏泄という全身の気血の循環に関わる働きがあります。過剰なストレスや過労、飲酒などで肝の働きが乱れると、疏泄の働きも低下し、気血の巡りは悪化してしまいます。

太衝のツボは肝に属し、全身の気や血の巡りを改善し、結果自律神経を整える働きがあるツボです。足の甲にあります。

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心包に属し心を支える【内関(ないかん)】

内関のツボは「心包(しんぽう)」という五臓の心のサポートを行う臓に属します。そのため、精神面・循環の機能などを整える働きがあります。

車酔い、気圧の変化による不調などに特に効果的なツボです。手首の内側、少し上にあります。

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交感神経の過剰な働きを抑えるツボ

過緊張や過労、ストレスなどにより、交感神経が優位になっている場合に刺激するツボをご紹介します。

頭頂部から全身を緩める【百会(ひゃくえ)】

百会のツボはその名前の通り、いくつもの経絡が交わります。その分、体への影響も大きいツボと言えます。

交感神経が過剰に働いている場合、顔面部や頚部の筋肉が強く緊張しています。頭頂部は全ての皮膚・筋肉の支点とも言えるため、百会を刺激することで、顔や頚部の筋肉が緩み、全身の筋肉の緊張を解く効果があります。

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背中を緩め交感神経を鎮める【夾脊(きょうせき)】

夾脊のツボは、「この一箇所」ではなく、背骨のすぐ両脇を左右17個ずつとります。背骨は頚椎・胸椎・腰椎からなり、胸椎12個と腰椎5個の両脇を夾脊というツボとしています。

背中の筋肉のかたさは自律神経と深く関わります。特に交感神経は胸椎と上位腰椎の脊髄と関わるため、夾脊のツボを広く刺激することで交感神経の働きを整えることができます。

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副交感神経の過剰な働きを抑えるツボ

体の重だるさや異常な眠気、または喘息やアトピー性皮膚炎などのアレルギー疾患は、副交感神経が優位に働きすぎている場合に症状が憎悪します。副交感神経を抑え、交感神経を優位にするツボをご紹介します。

薬指の先にある【関衝(かんしょう)】

簡単なセルフケアとして有名な「爪もみ」でも、薬指を「交感神経を働かせる指」としています。関衝のツボの働きとしてそのような効果は含まれませんが、指先への刺激は自律神経の調整に効果的だと言えます。

▶︎関衝のツボの詳しい位置と治療効果はこちらへ

爪もみに関する見解をみると、薬指以外の指は副交感神経を優位にする効果があるようです。しかし、こうした末端部への刺激は全身の循環を助け、交感神経の働きのサポートになるとも考えられます。

鍼灸治療においても、指先の「井穴刺絡(せいけつしらく)」によって自律神経の働きを整え、様々な症状を改善する方法があります。

また、自律神経を整える効果の高い「爪もみ」もオススメですので、こちらもあわせて参考にしてください。

 

鍼灸指圧治療院あたしんち

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