足の少陰腎経に所属する経穴(ツボ)と場所のまとめ

腎経一覧イメージ 経穴(ツボ)

「経絡」と言われるものの一つである、【足の少陰腎経(しょういんじんけい)】についてまとめます。

スポンサーリンク

足の少陰腎経の特徴

流注概要

足の少陰腎経は、足の太陽膀胱経の脈気を受けて足の第5指の下に起こり、斜めに足底中央[湧泉]に向かい、舟状骨粗面の下に出て内果の後[太渓]をめぐり、分かれて踵に入る。下腿後内側、膝窩内側、大腿後内側を上り、体幹では腹部の前正中線外方5分、胸部では前正中線外方2寸を上り、本経と合流する。
大腿後内側で分かれた本経は、脊柱を貫いて、腎に属し、膀胱を絡う。
さらに、腎より上って、肝、横隔膜を貫いて、肺に入り、気管をめぐって舌根をはさんで終わる。
胸部で分かれた支脈は心につらなり、胸中で手の厥陰心包経につながる。

足の少陰腎経は足の裏から始まり、下肢を上って体幹部を通り、鎖骨の下まで伸びる経絡です。

腎経は正経十二経脈に属します。経脈は中焦(ちゅうしょう)という体の中心から起こり、五(六)臓六腑の正経十二経脈が体を循環するように連絡し合い、最後は再び中焦に戻ります。

経穴数

27穴。

英名

“Kidney Meridian”。

湧泉をKI1とし、兪府(KI27)まであります。

スポンサーリンク

足の少陰腎経に所属する経穴(ツボ)一覧

腎経に所属する経穴(ツボ)と、その使用感(私個人の)についてまとめます。

湧泉(ゆうせん)

足底、足指屈曲時、足底の最陥凹部。

足の裏にあるツボです。リフレクソロジーなどで聞く反射区とは違い、東洋医学では足裏のツボは湧泉のツボや、奇穴である「裏内庭」しかありません。

然谷(ねんこく)

足内側、舟状骨粗面の下方、赤白肉際。

太渓(たいけい)

足関節後内側、内果尖とアキレス腱の間の陥凹部。

腎の不調といえば、まず太渓を刺激すると言えるほど重要なツボです。

大鍾(だいしょう)

足内側、内果後下方、踵骨上方、アキレス腱付着部内側前方の陥凹部。

水泉(すいせん)

足内側、太渓の下方1寸、踵骨隆起前方の陥凹部。

照海(しょうかい)

足内側、内果尖の下方1寸、内果下方の陥凹部。

復溜(ふくりゅう)

下腿後内側、アキレス腱の前縁、内果尖の上方2寸。

太渓のツボと同様、腎の不調に用いることの多いツボです。特に、腎に貯蔵されている精が不足する「腎精不足」などに効果的です。

交信(こうしん)

下腿内側、脛骨内縁の後方の陥凹部、内果尖の上方2寸。

築賓(ちくひん)

下腿後内側、ヒラメ筋とアキレス腱の間、内果尖の上方5寸。

陰谷(いんこく)

膝後内側、半腱様筋腱の外縁、膝窩横紋上。

横骨(おうこつ)

下腹部、臍中央の下方5寸、前正中線の外方5分。

大赫(だいかく)

下腹部、臍中央の下方4寸、前正中線の外方5分。

気穴(きけつ)

下腹部、臍中央の下方3寸、前正中線の外方5分。

四満(しまん)

下腹部、臍中央の下方2寸、前正中線の外方5分。

中注(ちゅうちゅう)

下腹部、臍中央の下方1寸、前正中線の外方5分。

肓兪(こうゆ)

下腹部、臍中央の外方5分。

商曲(しょうきょく)

上腹部、臍中央の上方2寸、前正中線の外方5分。

石関(せきかん)

上腹部、臍中央の上方3寸、前正中線の外方5分。

陰都(いんと)

上腹部、臍中央の上方4寸、前正中線の外方5分。

腹通谷(はらつうこく)

上腹部、臍中央の上方5寸、前正中線の外方5分。

幽門(ゆうもん)

上腹部、臍中央の上方6寸、前正中線の外方5分。

歩廊(ほろう)

前胸部、第5肋間、前正中線の外方2寸。

神封(しんぽう)

前胸部、第4肋間、前正中線の外方2寸。

霊墟(れいきょ)

前胸部、第3肋間、前正中線の外方2寸。

神蔵(しんぞう)

前胸部、第2肋間、前正中線の外方2寸。

彧中(いくちゅう)

前胸部、第1肋間、前正中線の外方2寸。

兪府(ゆふ)

前胸部、鎖骨下縁、前正中線の外方2寸。

 

参考:新版経絡経穴概論

鍼灸指圧治療院あたしんち

コメント