五臓の心を整える経穴(ツボ)のまとめ

経穴のイメージ 五臓六腑

 

今回は五臓の心という臓器の性質を踏まえ、【五臓の心を整える経穴(ツボ)】をまとめていきます。

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心経の経絡のまとめへ

手の少陰心経は、脇の下から始まり、手の小指に終わる経絡です。

心経に所属するツボであれば、ある程度どのツボでも心を整える働きがあります。比較的刺激しやすい部位を通る経絡なので、それぞれ試してみてください。

その中でも、特に効果が高く、私たち鍼灸師も常用するツボをご紹介します。

五臓の心の「ココロ」としての働きを整えるツボ

五臓の心には、精神活動を統括する「ココロ」としての働きがあります。覚醒・睡眠のバランスや、記憶、そしてメンタルなどの取りまとめを行っているため、こうした不調がある場合は心の働きを整えることが大切です。

内関(ないかん)

内関ツボ

内関は心包に属するツボです。内関は特に自律神経を整える作用が強く、重宝されるツボです。西洋医学的な血圧や血流なども、自律神経の働きによって変化します。内関を刺激し、自律神経を整えることで心にかかる負担も軽減します。

膻中(だんちゅう)

膻中ツボ

膻中は心包に関する重要なツボです。心包は心をサポートする臓なので、膻中を刺激することで心の働きを整えることができます。膻中はメンタルに関する不調以外に、気に関する重要なツボとしての特徴を持ちます。

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血の巡りを改善し五臓の心の負担を減らすツボ

五臓の心には、血を循環させるポンプとしての役割があります。しかし、血の巡りのコントロールには肝の「疏泄(そせつ)」、血を貯蔵しておくのは同じく肝の「蔵血(ぞうけつ)」の働きによります。また、こうした血を漏らさずに循環させるのは脾の「統血(とうけつ)」の働きです。

このことからも、五臓の心の働きを整えるためには、肝や脾の働きを整えることが重要になります。

太衝(たいしょう)

太衝は肝に属する重要なツボです。肝に働きかけることで、疏泄や蔵血といった肝の働きを整えます。太衝は特に気の巡りに関わる疏泄を促す作用が強く、気の巡りはそのまま血の巡りにつながります。心のポンプとしての役割を支えるためにも、気血の巡りはよくしておきましょう。

血海(けっかい)

血海イメージ

血海は脾に属し、血に関する重要なツボです。脾に働きかけることで、飲食物からの血の生成をサポートします。また、血が漏れずに全身を流れるのは脾の統血の働きによるものです。脾の働きが正常でなければ、内出血や不正な出血を伴い、貧血などの症状にもつながります。

五臓の心の熱を冷まし落ち着かせるツボ

五臓の心には、体を温める「温煦(おんく)」の働きがあります。これも行き過ぎれば、高まった熱を下げることができずに、ほてりやのぼせ、多汗などの症状につながります。

心の働きを程よくするために、五臓の腎の働きを高めると効果的です。

太渓(たいけい)

太渓

太渓は腎に属する重要なツボです。東洋医学のベースである「五行説」において、心は火の属性、腎は水の属性です。心の火が強すぎて起こる熱性・陽性の不調は、腎の水を補うことで改善することができます。太渓は特に腎の働きを高めるツボです。

おわりに

ツボへの刺激は、「気持ち良いくらい」がちょうど良いです。強く刺激をすれば効果が高まるわけではありません。

セルフケアに用いる温灸や、刺激の仕方などをまとめた記事もありますので、参考にこちらも見てみてください。

 

鍼灸指圧治療院あたしんち

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