手の太陰肺経に所属する経穴(ツボ)と場所のまとめ

肺経一覧イメージ 経穴(ツボ)

「経絡」と言われるものの一つである、【手の太陰肺経(たいいんはいけい)】についてまとめます。

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手の太陰肺経の特徴

流注概要

手の太陰肺経は、中焦に起こり、下って大腸を絡い、かえりて噴門部をめぐり、横隔膜を貫いて肺に属する。肺から気管、喉頭をめぐって腋下に出て、上腕前外側、肘窩[尺沢]、前腕前外側、手関節前面横紋外端の橈骨動脈拍動部[太淵]、母指球外側を経て、母指外側端に終わる。
前腕下部[列欠]より分かれた支脈が、示指外側端に至り、手の陽明大腸経につながる。

肺経は前胸部から腕を通り、親指に伸びる経絡です。指先で手の陽明大腸経につながります。

手の太陰肺経は正経十二経脈に属します。経脈は中焦(ちゅうしょう)という体の中心から起こり、五(六)臓六腑の正経十二経脈が体を循環するように連絡し合い、最後は再び中焦に戻ります。

経穴数

11穴。

英名

“Lung Meridian”。

中府をLU1とし、少商(LU11)まであります。

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手の太陰肺経に所属する経穴(ツボ)一覧

肺経に所属する経穴(ツボ)と、その使用感(私個人の)についてまとめます。

中府(ちゅうふ)

前胸部、第1肋間と同じ高さ、鎖骨下窩の外側、前正中線の外方6寸。

呼吸器の症状に中府や雲門のツボを温めると効果的です。また、上肢(腕や手)の不調に中府のツボを刺激して治療することもあります。

雲門(うんもん)

前胸部、鎖骨下窩の陥凹部、烏口突起の内方、前正中線の外方6寸。

雲門は胸部の筋肉(小胸筋)の起始部にあたるツボです。中府とあわせて、上肢(腕や手)の治療に用います。

天府(てんぷ)

上腕前外側、上腕二頭筋外側縁、腋窩横紋前端の下方3寸。

侠白(きょうはく)

上腕前外側、上腕二頭筋外側縁、腋窩横紋前端の下方4寸。

尺沢(しゃくたく)

肘前部、肘窩横紋上、上腕二頭筋腱外方の陥凹部。

尺沢は呼吸器疾患に広く・多く用いることがあるツボです。

孔最(こうさい)

前腕前外側、尺沢と太淵を結ぶ線上、手関節掌側横紋の上方7寸。

孔最は急性の呼吸器症状に効果的なツボです。

列欠(れっけつ)

前腕橈側、長母指外転筋腱と短母指伸筋腱の間、手関節掌側横紋の上方1寸5分。

列欠は呼吸器症状だけでなく、寝違えや首まわりの筋肉のこりにも効果的なツボです。

経渠(けいきょ)

前腕前外側、橈骨下端の橈側で外側に最も突出した部位と橈骨動脈の間、手関節掌側横紋の上方1寸。

太淵(たいえん)

手関節前外側、橈骨茎状突起と舟状骨の間、長母指外転筋腱の尺側陥凹部。

太淵のツボも尺沢と同様、呼吸器症状の治療によく用いられるツボです。

魚際(ぎょさい)

手掌、第1中手骨中点の橈側、赤白肉際。

魚際は風邪などによる発熱、のどの腫れに用いるツボです。

少商(しょうしょう)

母指、末節骨橈側、爪甲角の近位外方1分(指寸)、爪甲橈側縁の垂線と爪甲基底部の水平線との交点。

 

参考:新版経絡経穴概論

鍼灸指圧治療院あたしんち

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