【魚腰】肝の熱をさまし、眼精疲労を改善する経穴(ツボ)の紹介

魚腰ツボ 経穴(ツボ)

今回は、【魚腰(ぎょよう)】というツボについて、場所や、刺激することで期待できる効果などをまとめていきます。

魚腰は目の疲れ、眼精疲労の特効穴の一つです。眉毛の真ん中にあるツボで、おすとズンと重い響きが周囲に広がり、目の周りの筋肉がほぐれていきます。また、目をつかさどる五臓の肝の熱を冷ます働きもあるため、目の使いすぎや寝不足などの「目からくる全身の疲れ」により効果的なツボです。

仕事中や学校の授業中など、おおっぴらにツボをぐりぐりとマッサージするのも難しい場合があります。魚腰のツボなら、少しの間に指で押し込んで刺激することができ、大きな効果も得られます。

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魚腰(ぎょよう)の位置と所属経絡

魚腰というツボの位置や、所属する経絡について確認していきます。

魚腰の位置

顔面部、瞳孔の直上、正視させて、眉毛の中央の陥凹に取る。

新版経絡経穴概論

魚腰は眉毛の真ん中にあるツボです。眉毛の形が魚と似ているため、魚と見立てた時の腰に当たる位置にあるこのツボを魚腰と呼ぶようになりました。

「眉毛中央の陥凹」とありますが、眉毛をなぞっていくと縦にコリコリと伸びる筋繊維があります。その辺りを魚腰として刺激をすると、目の周りのコリが緩む感覚が強くあります。

魚腰の所属経絡と特徴

魚腰は所属する経絡を持たない「奇穴(きけつ)」です。

魚腰のように所属する経絡がなく、それでも固有の疾病を治療することができるツボを「奇穴(きけつ)」と言います。

正経:肝・心・脾・肺・腎・心包、胆・小腸・胃・大腸・膀胱・任脈・督脈の14経絡。

正経に属するツボは、治療をする際に下記のような流れが一般的です。

  1. 正経のツボ刺激
  2. ツボが所属する臓腑が反応
  3. 治癒反応

一方、魚腰のような奇穴においては、臓腑に働きかけるものもありますが、より直接的に治癒反応を起こすイメージがあります。

  1. 奇穴のツボ刺激
  2. 治癒反応

まさに、「症状を治すためのツボ」だと言えます。

  • 肝の熱を冷ます

魚腰のツボには、「清肝熱(せいかんねつ)」という作用があります。経絡に所属しない奇穴ですが、熱を持ちやすい肝を鎮める働きもあります。

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魚腰の治療効果

魚腰を刺激することで、期待できる治療効果についてご紹介します。魚腰は眉毛の真ん中にあるツボなため、リスクを避けて温灸はしません。鍼灸治療の際も、主に鍼刺激をする上、鍼を刺入する深さも浅めにします。押圧する場合は、ズンと響くくらいまで押し込んでも大丈夫です。

眼精疲労・目の疲れに

魚腰は眼精疲労の特効穴です。眉毛の辺りには眼輪筋などのまぶたを動かす筋肉や、目を凝らす筋肉が多くあります。

魚腰は特に、目の使いすぎによる疲れや頭痛に効果的です。パソコンやスマートフォンなどのモニターを見るとき、無意識に目を凝らして、力が入ってしまっています。そうした目を凝らす筋肉を緩めるのに、魚腰のツボはピッタリです。

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魚腰とあわせて刺激したいツボ

魚腰とあわせて刺激をすることで、より治療効果が高まるツボをご紹介します。魚腰と同じく眼精疲労に効果的な、奇穴である「太陽(たいよう)」です。

太陽(たいよう)

顔面部、眉毛の外端と外眼角との中央から後方1寸の陥凹部にとる。

新版経絡経穴概論

太陽は左右のこめかみにあるツボです。「眉毛の外端の延長線と、目尻の延長線のぶつかるところ」と言われることもあります。どちらも、こめかみの凹みを指します。

  • 眼精疲労に効果的な奇穴

太陽も魚腰と同じく、眼精疲労の特効穴として有名な奇穴です。太陽は特に、「目が疲れたな」と感じた時に揉みこみたくなるような、こめかみにあるツボです。魚腰とあわせて刺激することで、より目の疲れが解消されるでしょう。

 

おわりに

今回は奇穴である魚腰のツボをご紹介しました。デスクワークやスマートフォンなど、日常生活から目の疲れを増進させる原因が多くなってきました。魚腰のツボは眼精疲労の特効穴ですが、一番良いのは少しの休憩と、遠くを眺めてリフレッシュです。ツボ刺激にあわせて、ゆっくり目を休める時間も作りましょう。

 

大丈夫、大丈夫。

鍼灸指圧治療院あたしんち

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