手の陽明大腸経に所属する経穴(ツボ)と場所のまとめ

大腸経トップ 経穴(ツボ)

「経絡」と言われるものの一つである、【手の陽明大腸経(ようめいだいちょうけい)】についてまとめます。

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手の陽明大腸経の特徴

流注概要

手の陽明大腸経は、手の太陰肺経の脈気を受けて示指外側端に起こり、示指外縁をめぐって、第1・第2中手骨間の手背側[合谷]に出て、長・短母指伸筋腱の間[陽渓]に入る。前腕後外側(長橈側手根伸筋と短橈側手根伸筋との間)を上り、肘窩横紋外端[曲池]、上腕後外側、肩を上り、[大椎]に出る。[大椎]から大鎖骨上窩を下り、肺を絡い横隔膜を貫いて大腸に属する。
大鎖骨上窩で分かれた支脈は、頚部を上り、頬を貫き、下歯に入り、かえり出て口をはさみ、人中で左右交差し、鼻孔をはさんで、鼻翼外方で足の陽明胃経につながる。

大腸経は肺経からつながり、示指から腕を上り、首や顔を通る経絡です。最終的に始まりと反対側に終わる特徴がある経絡です。

手の陽明大腸経は正経十二経脈に属します。経脈は中焦(ちゅうしょう)という体の中心から起こり、五(六)臓六腑の正経十二経脈が体を循環するように連絡し合い、最後は再び中焦に戻ります。

経穴数

20穴。

英名

“Large Intestine Meridian”。

商陽のツボをLI1とし、迎香のツボ(LI20)まであります。

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手の陽明大腸経に所属する経穴(ツボ)一覧

手の陽明大腸経に所属する経穴(ツボ)と、その使用感(私個人の)についてまとめます。

大腸経のツボ手

商陽(しょうよう)

示指、末節骨橈側、爪甲角の近位外方1分(指寸)、爪甲橈側縁の垂線と爪甲基底部の水平線との交点。

二間(じかん)

示指、第2中手指節関節橈側の遠位陥凹部、赤白肉際。

三間(さんかん)

手背、第2中手指節関節橈側の近位陥凹部。

合谷(ごうこく)

手背、第2中手骨中点の橈側。

合谷は頭頚部の痛みやこり、腹部消化器の不調など広く有効なツボです。

陽渓(ようけい)

手関節後外側、手関節背側横紋橈側、橈骨茎状突起の遠位、タバコ窩(橈骨小窩)の陥凹部。

偏歴(へんれき)

前腕後外側、陽渓と曲池を結ぶ線上、手関節背側横紋の上方3寸。

温溜(おんる)

前腕後外側、陽渓と曲池を結ぶ線上、手関節背側横紋の上方5寸。

大腸経のツボ腕

下廉(げれん)

前腕後外側、陽渓と曲池を結ぶ線上、肘窩横紋の下方4寸。

上廉(じょうれん)

前腕後外側、陽渓と曲池を結ぶ線上、肘窩横紋の下方3寸。

手三里(てさんり)

前腕後外側、陽渓と曲池を結ぶ線上、肘窩横紋の下方2寸。

足の陽明胃経の「足三里(あしさんり)」は有名ですが、手にも三里のツボがあります。

曲池(きょくち)

肘外側、尺沢と上腕骨外側上顆を結ぶ線上の中点。

曲池は消化器症状の治療だけでなく、かゆみや肌荒れなど皮膚の不調にも効果的なツボです。

肘髎(ちゅうりょう)

肘後外側、上腕骨外側上顆の上縁、外側顆上稜の前縁。

手五里(てごり)

上腕外側、三角筋前縁、曲池の上方7寸。

大腸経のツボ肩

臂臑(ひじゅ)

上腕外側、曲池と肩髃を結ぶ線上、肘窩横紋の上方4寸。

肩髃(けんぐう)

肩周囲部、肩峰外縁の前端と上腕骨大結節の間の陥凹部。

肩髃はその位置から肩の疾患に有効なツボですが、曲池のツボと同様に皮膚の不調にも効果的です。

大腸経のツボ顔まで

巨骨(ここつ)

肩周囲部、鎖骨の肩峰端と肩甲棘の間の陥凹部。

天鼎(てんてい)

前頸部、輪状軟骨と同じ高さ、胸鎖乳突筋の後縁。

扶突(ふとつ)

前頸部、甲状軟骨上縁と同じ高さ、胸鎖乳突筋の前縁と後縁の間。

禾髎(かりょう)

顔面部、人中溝中点と同じ高さ、鼻孔外縁の下方。

迎香(げいこう)

顔面部、鼻唇溝中、鼻翼外縁中点と同じ高さ。

「香を迎える」という名だけあり、鼻の不調に用いるツボです。

参考:新版経絡経穴概論

鍼灸指圧治療院あたしんち

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